採用サイト制作で企業と求職者のミスマッチを減らす。透明性を大切に伴走するDEVOTE代表・高橋完聖

「求人に多額の費用をかけて採用しても、半年〜一年で辞めてしまう。その背景には、企業と求職者、双方の情報不足という課題があると思っています。」そう語るのは、株式会社DEVOTE代表の高橋完聖さん。
コーポレートサイトやECサイト制作をおこなうなか、現在は採用サイト制作に特に力を入れています。過去、大手飲食業界で店長として現場採用を担い、Web制作会社でも採用担当として従事するなど、採用の現場を知る立場から支援できることが強みです。作ったあとの数値分析や運用支援にも対応するなど、長期的に伴走するスタイルを大切にされています。
また、お客様が安心して依頼できるよう透明性を重視し、必要がない場合は無理にサイト制作を勧めないことを前提に、まずはその企業が抱える採用現場の課題や採用率・年間コスト・費用対効果の算出など、担当者と一緒に洗い出し、本当に必要な打ち手から考えていく姿勢が、信頼を得ている理由のひとつです。
そんな高橋さんに、事業への想いや採用サイト制作に力を入れる理由、そしてお客様との信頼関係を築くうえで大切にしていることについて、詳しくお話を伺いました。
DEVOTEの事業内容について教えてください
事業の柱は、主に3種類のサイト制作です。お客様のビジネスの目的や課題に合わせて、最適な方向性を一緒に考えます。
採用サイト

1つ目は、現在特に力を入れている、採用サイトの制作です。
構築する大きなメリットは、採用にかかるコストを減らせることと、入社後の「思っていたのと違う」というミスマッチを防げることです。求職者が知りたい情報をきちんと発信することで、年間数十万円のコスト削減を実現できるケースもあります。
また、DEVOTEでは単に応募数を増やすことだけを目的にはしていません。書類選考の通過率や内定承諾率、入社後の定着率までを視野に入れています。
こうした綿密な構想を練るため、制作には基本的に3~4ヶ月ほど期間をいただいています。
特に最初の1〜1.5ヶ月は、新卒採用なのか中途採用なのかといった募集条件を整理したうえで、経営者や社員へのヒアリング、競合他社の採用サイトの調査などをおこない、ターゲットを明確にするための土台づくりに時間を惜しみません。
企業のリアルな魅力や課題をどこまで伝えられるかを重視しているため、初期段階では打ち合わせを重ねながら関係性を築いていきます。
デザイン・ブランディング制作
2つ目はデザイン・ブランディング制作です。
ロゴ・名刺・チラシ・パンフレットなど、企業の第一印象を左右する制作物を幅広く手がけています。デザイナー出身のディレクターが多く在籍しており、企業のブランドを一つの世界観に統一したり届けたいイメージを形にしたりと、ブランド戦略からターゲット、トンマナを整理したうえでデザインを組み立てられる体制が整っていることは、会社としての大きな強みです。
デザインをまとめてDEVOTEで担当できるため、ブレることなくブランド構築が可能です。名刺を渡すとき、チラシやパンフレットを手渡すとき、提案書を見せるとき、あらゆる場面で活用することのできる制作物のご支援ができます。
最近は、デザイナーを社内に雇うこと自体が難しくなっています。そのため、DEVOTEが企業の社内デザイナーのような立場で、日々発生するデザイン業務を継続的にお引き受けする関わり方も喜んでお受けしています。
通常のWEBサイト(コーポレートサイト)
3つ目は、企業の顔となる一般的なWEBサイト制作です。いわゆるコーポレートサイトのイメージに近いですね。初めてサイトを訪れた方にも、お客様が提供するサービスや商品、会社概要が分かりやすく伝わるような構成を心がけています。
新規制作を必要としている方への対応はもちろん、既存サイトのリニューアルにも対応しています。
このように、お客様のさまざまなニーズに合わせて制作をおこなっていますが、そのなかでも採用サイトに力を入れているのには、私自身の経験に基づいた理由があります。
なぜ高橋さんは、採用サイト制作に力を入れているのでしょうか?
一番の理由は、採用の現場にある深刻な課題を解決したいと考えたからです。
前職、前々職で採用や人事の担当経験があり、特に中小企業が一人を採用するために、求人媒体やエージェントへ100万円以上の高額なコストを支払っている現実に直面しました。これは現在の採用市場では決して珍しいことではなく、一般的な相場でもあります。
とはいえ、企業にとっては非常に大きな投資です。しかし、それだけの費用をかけても、わずか半年から一年ほどで退職してしまうというケースが少なくありません。
こうした早期離職の背景には、お互いの情報不足によるミスマッチがあります。
たとえば、求人票には「アットホームな職場」「風通しの良い社風」といった聞こえの良い言葉が並んでいても、実際の残業時間や人間関係、評価の仕組みまでは書かれていないケースがほとんどです。
その限られた情報や面接での印象だけをもとに、求職者は入社を決めることになります。
その結果、「イメージしていた職場と違う」というギャップが入社後に生まれ、早期離職につながってしまうのです。
そこで、採用サイトがその課題を解決する“ハブ”になれると考えています。
完璧な会社など存在しないからこそ、大変な面も正直に伝えることが大切です。繁忙期の忙しさや人手不足など、どんな会社にも少なからず課題はあります。「今はまだ体制が整っていない部分もある」といった現状も誠実に発信することで、その考え方に共感してくれる人と出会いやすくなると思っています。
たとえば、福利厚生がまだ十分ではないという状況も、捉え方次第では、これから一緒に組織を創っていける面白さに変わるでしょう。実際に、そうした環境に意欲を感じる求職者の方もいます。
だからこそDEVOTEでは、良い部分だけを見せるのではなく、企業のありのままの姿を丁寧に伝えることを大切にしています。
DEVOTEの実績について教えてください

採用サイトの実績は、現在まさに積み重ねている段階です。しかしこれまで、新規制作から改修・運用、リニューアル、LP制作まで幅広く対応してきました。
これまでの制作実績は、以下の通りです。
- 制作サイト数:120件以上
- 構築ページ数:1,000ページ以上
- 改善・運用対応:50件以上
- LP制作実績:10件以上
また、関わってきた業界も、製造業、建築、医療・福祉、自動車、リフォーム、飲食、神社など多岐にわたります。
業界を問わず、それぞれの特性やターゲットに合わせたデザイン・コンテンツのご提案が可能です。
主な業界実績は、以下の通りです。
- 製造業・工業系:20社以上
- 建築・リフォーム:10社以上
- 医療・福祉・保育:10法人以上
- 自動車関連:10社以上
- 飲食・サービス・その他:複数社
競合他社と比べた、DEVOTEの強みを教えてください
大きく分けて2つの強みがあります。
1つ目は、制作会社の枠を超え、採用コストや費用対効果といった経営課題に踏み込んだ提案ができる点です。
私は、人事をはじめとする多様な現場経験を持っています。そのため、お客様の状況によっては「今は高額なサイト制作をするよりも、既存の求人媒体を活用した方が良い」と正直にお伝えすることもあります。目先の利益ではなく、お客様にとってベストな選択肢を、一緒に整理していくことを大切にしています。
2つ目は、チームとしてワンストップかつ、透明性の高い対応ができる点です。
WEBサイト制作のお客様のなかには、写真撮影やロゴ制作、パンフレット・名刺制作など、関連するクリエイティブをまとめて相談したいというニーズも少なくありません。DEVOTEには、デザイナー出身者をはじめ、多様なスキルを持つメンバーが在籍しており、WEBまわりの課題を幅広くサポートできます。
また、制作を外部へ丸投げせず、顔が見える形でプロジェクトを進行している点も特徴です。
WEB業界では「誰が作っているのかわからない」という不安を耳にすることも多いため、DEVOTEでは自社サイトにメンバーの顔写真を掲載し、誰がどの工程を担当しているのかを明確にしています。

チームの体制をオープンにすることで、お客様に安心感を持っていただきたいという想いがあるからです。
さらに、個人ではなく法人として事業をおこなうのは、納品して終わりではなく、その後も責任を持って長くサポートできる体制を整えるためです。そうした積み重ねによって、お客様に安心してお任せいただける存在であり続けたいと考えています。
今のチームメンバーはどのようにDEVOTEにジョインしたのでしょうか?
今のチームメンバーは、オフラインでの出会いに加え、SNSやプログラミングスクールをきっかけに知り合った仲間を中心に構成されています。
法人化した当初は、すべて一人でこなすことも考えました。しかし、質の高い制作を安定して届け、お客様のさまざまなニーズに応えるためには、信頼して一緒に働ける仲間の存在や、それぞれが持つスキルが欠かせないと感じたのです。
そこで立ち上げ当初から、コーディングやデザインだけを単発で請け負うのではなく、Webサイト全体をトータルでサポートできる体制を目指し、長く一緒に働けるメンバーを探してきました。
プログラミングを学んでいた頃の仲間や、SNSを通じて出会ったクリエイターに一人ひとりアプローチを重ね、少しずつ現在の体制を築いてきました。
今はいわゆる一人社長というスタイルではありますが、それぞれが専門性を持つメンバーとともに、お客様の期待を超える提案や継続的なサポートを提供できる環境を整えています。
今後は、こうした制作体制をさらに強固にするため、社員の採用も視野に入れながら事業を拡大していきたいと考えています。
高橋さんがサイト制作事業を始められた経緯を教えてください

私が現在の事業を始めた背景には、自らの手で価値を生み出すものづくりの楽しさと、人事の現場で感じた採用課題を解決したいという想いがあります。
もともと楽器修理の専門学校に通っていたこともあり、自分の手でものを作ることへの興味を持ち続けていました。
また、学生時代飲食店でアルバイトをしていたことから、飲食業界に興味をもち、大手ファミレスチェーン店へ入社しました。店長として、人材育成や店舗の数値改善、新店舗立ち上げなどを担うなかで、組織を動かす仕事にやりがいを感じていました。
そんななか、コロナ禍をきっかけに将来を見つめ直し、独学でプログラミングの学習を始めたのです。
実際にコードを書き、それが画面上に反映される体験に、ものづくりのおもしろさを改めて実感したことを覚えています。
また、プログラミングを学ぶなかで、手に職があることは、お金の面以上に大きな安心につながるものだと感じました。
「昔の自分のように、勉強に苦手意識を持つ子どもたちの力になれないか」と考え、今後は子ども向けのプログラミングスクールの構想も考えています。振り返ってみると、この頃から「いつか自分で事業を立ち上げたい」という気持ちが芽生えはじめていたのかもしれません。
その後、WEB制作会社へ転職し、エンジニアやECサイト運営、人事、営業など多岐にわたる業務に携わりました。
なかでも大きな転機となったのは、人事として採用業務を担ったことです。
当時、中小企業が一人を採用するために、求人媒体やエージェントへ100万円以上のコストをかけているケースも目にしました。しかし、どれほど費用を投じても、自社の魅力が正しく伝わっていなければ入社後のミスマッチを招いてしまいます。
こうした現場の課題に触れるうちに「これまでのマネジメントや人事の知見、そしてものづくりの技術を掛け合わせれば、企業の本質的な支援ができるはずだ」という確信が強まりました。それが、今のDEVOTEの立ち上げへとつながっています。
高橋完聖さんがお仕事をするうえで、大切にされていることを教えてください
私が仕事をするうえで大切にしているのは、制作に携わる人と誠実に向き合うことです。
先ほどお伝えした、チームの顔が見える体制もそのひとつですが、根底にあるのは、共に働くメンバーとの信頼関係です。
現在、DEVOTEを支えてくれている全員が業務委託という形ですが、前提として、単発でお仕事をお願いすることはありません。
最初にお話しする段階で、長期的に信頼関係を築きたいという想いや、仕事のメリット・デメリットを正直にお伝えしています。事前に入念なすり合わせをおこない、お互いが納得したうえで関係性を作っていくことを重視しているからです。
私には単に仕事を依頼し、納品してもらうだけではなく、「関わる人たちと成長していきたい」という強い想いがあります。
お互いに刺激し合い、チーム全体の基準値を引き上げていく。そんなWin-Winな形で高め合えるチームだからこそ、お客様に安心してお任せいただける、質の高いサポートが提供できると信じています。
現在、事業を進める中で、高橋完聖さんが感じられている課題があれば教えてください
私自身の今の課題は、まだ自身がプレイヤーとして現場に立ち続けてしまっている点です。
本当は「もっと営業や、クライアントの方々からのご相談に向き合う時間に注力したい」という想いがあります。
ただ、現状はそのための仕組みや体制がまだ十分ではないため、現場の業務をチームへ少しずつ任せながら、よりお客様と向き合える体制を早急に整えていく必要があると感じています。
採用サイトの制作をするか迷っている事業者様に向けてメッセージをお願いいたします

採用サイトについて、そもそも「本当に必要なのか」「実際に効果があるのか」と疑問を感じている企業様も多いはずです。
だからこそ、まずは自社にとってサイト構築が本当に必要なのかどうかを判断する段階から、ぜひご相談いただければと考えています。私には人事の現場に携わってきた経験があるため、制作にとどまらず、費用対効果も含めた採用活動全体のサポートが可能です。
「まず何から考えれば良いのかわからない」という段階でも構いません。採用やWEB活用に関する悩みがあれば、ぜひご相談ください。
インタビュー・編集:中本晃太郎
原稿制作:春野なほ
採用コストの増加や、入社後のミスマッチに課題を感じている企業様は、ぜひ株式会社DEVOTEへご相談ください。人事として採用現場を経験してきた高橋完聖が、サイト制作にとどまらず、採用活動全体を踏まえながら、本当に必要な施策を一緒に整理・提案いたします。

